Category Archives: 写真講座

撮影を始める最初の一歩~説明書をチェックしよう~

一式カメラ機材を手に入れて、撮影をしようと思ったとき、まずはじめに何をすればよいのかということに関してです。

 

 『○○してくださいってこの本には書いてあるが、どう操作すればその設定ができるか』という質問をされることがあります。
 たとえば、『露出補正をしなさいとあるが、どう操作すればいいかわからない』といった場合です。
 操作方法というのは、そのカメラによっても違うため、一概には言えません。この場合では、ボタンとダイヤルの組み合わせで操作するのかもしれませんし、サブ電子ダイヤルだけで操作するのかもしれません。ほかにも、ボタンだけで変更する場合もあります。

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 しかし、これらの操作方法は、よほど特殊な場合を除いて説明書に乗っている場合がほとんどです。
 また、最近の説明書は非常に親切で、簡単な撮影のポイントまで載せていてくれたりもします。
 新しく本を買うより先に、まずは自分の持っているカメラ独自の操作方法をマスターするため、取扱説明書を確認するようにしてください。取扱説明書が一番初めの教科書だと思ってください。
 ひょっとすると、中古でカメラを購入したために、説明書が付属していなかったという場合があるかもしれません。その場合は「機種名 説明書」(ex. eos x7 説明書)で検索すれば大概の場合はPDFを閲覧することが可能です。

 とにかく、操作方法が分からなくなったら、まずは説明書!

カメラの構え方~持ち方変えれば手ぶれも減る~

今回はカメラの持ち方についてです。

 よく、一眼レフカメラを使ったことがない人にカメラを持ってもらった場合、カメラのボディ部分を両サイドから挟み込むように持つ人がいます。
 しかし、これではズームやピントの操作が出来ないですし、持ちにくいです。
 うっかり手が滑って大切なカメラが落下なんて事になったら目も当てられません。

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 カメラを構えるときは、以下に注意してください

 1.小指が自分側になるように左手でレンズをしたから支えるように持ってください。左手の手のひらの付け根がカメラのボディの下に来るよう支えてください。
 2.右手はあまり力を入れないでください。そして、人差し指でシャッターのボタンを押せるようにして、包み込むようにグリップを握ってください。
 3.次は、左手の肘の部分を自分の肋骨に乗せるようなイメージで、胴にぴったりくっつけてください。

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 こうすると、カメラがより安定するはずです。

 立って撮影する場合は、立ち方も問題になります

 1.肩幅に足を開きます。

 2.右足を少し後ろに引きます。

 3.足をひいたのに合わせて、撮る方向に対して体を横に向けます。

 4.横を向いて撮ることになるので、構えた後左手の肘を体の横につけます。

 あとは、自分で場面に応じてアレンジしてください。

ディフューザーの役割

 『ディフューザー』というものがあります。これは、光源の前などにおいて、光を拡散させるものをさす言葉です。(アロマテラピーなんかでもディフューザーというのは出てきますね。感覚としては同じです)字義的には、『拡散』といった感じでしょうか。『トレーシングペーパー』『紗幕』『バンク』などがそれに当たります。今回は、そのディフューザーの役割について書いてみようと思います。

以前学んだ、レフ板の役割は。「影を薄くすること」でした。

では、ディフューザーはどういった役割を果たすのでしょうか?

「ディフューザーは影を○○○○○する」のが役割です。

① 右の写真を見てください。こちらの写真は一切レフもディフューザーも使用していない状態になります。被写体の右下の影の輪郭に注意してください。非常にはっきりとした輪郭を持っているのがお分かりいただけるかと思います。

レフなし

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② 次に左の写真をご覧ください。ディフューザーを使用しました。輪郭線が①の写真に比べて大幅にぼやけているのがお分かり頂けると思います。

 一般的に輪郭のきっちりしている光の方がコントラストが高めのぱっちりした写真(男性的な写真)となり、輪郭がぼやけた光の方がコントラストが低めのやわらかい写真(女性的な写真)を撮ることが可能です。

 では、ディフューザーの有無での差がはっきりわかるように左右に並べてみましょう。

レフなし【ディフューザーなし】
diffuserkrefn【ディフューザーあり】

 このようにディフューザーの有無が大きく作品の印象を変えます。どれくらいの硬さの光を作り出して自分の撮りたい物に近づけているのかを、十分に考えていく必要があります。

この、光の硬さですが、ディフューザーに使用する材質などでも変化がありますが、もっとも分かりやすい変化が、『ディフューザーの大きさ』と『被写体とディフューザーの距離』です。

ディフューザーの拡散面が大きいほど、光はやわらかくなり、全体に光が回ります。同様に、被写体とディフューザーの距離が離れてしまうと、光は固くなります。遠く離れたものは小さくなると覚えておいていいと思います。

なので、光を回すライティングをしたいときは、被写体に近いところで出来るだけ大きな面光源を作ってあげればよいわけです。

 

つまりディフューザーの役割

  ⇒影をやわらかくする

 因みに、以下はおまけです。いま、右の写真はディフューザーのみでレフ版は一切使用していません、この状態でレフを当てるとどうなるのかの比較です。
レフなし
diffuserkwrefk【ディフューザー+白レフ】
diffuserksrefk【ディフューザー+銀レフ】

レフ板の種類

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 「レフ板の役割」の記事では、レフ板がもたらす効果について説明させていただきました。その際に説明に用いたレフ板の種類は「白レフ」「銀レフ」の2種類でした。

しかし、実際にはレフはその色によっていくつかの種類に分かれています。今回は、レフの色による違いについて説明いたします。

[前回説明した白レフ]
白レフ

[前回説明した銀レフ]銀レフ

 前回のレフの効果解説では、「白レフ」「銀レフ」については、主に強弱的な違いであると理解して頂けたかと思います。本日紹介するのは全く別の効果を持った2種です。

 右のレフ板を見てください。黒一色で出来ているのがお分かり頂けるでしょうか?通常レフ板は光を反射させるために使用させますが、このレフ板は光を反射させないために使用します。 具体的にどう言ったときに使用するのかというと、人物でコントラストの高い写真を撮影したい場合に、光源と反対方向に置くなどします。

静物写真では、背景との輪郭をはっきりさせる(黒締め)の際にも、黒レフを使用する場合があります。

黒レフ

金レフ

 では、最後の1種類の解説をします。最後の一つは今までの『光を反射させる』という役割に、『色をつける』という役割を付加させたものだと考えてください。

基本的には、肌の色を健康そうに出したい場合や、夕焼けを強調したい場合等に使う、用途としては非常に限定的なものになります。

 今回は、あくまで色としての分類を行いました。実際はレフの形によっても今回使用した「丸型レフ」だけでなく、「ロールレフ」などもありますし、スタジオ撮影で使用する、発泡スチロールで出来た板の、「カポック」なども、広義ではレフ板に含まれます。それらについては、また機会がありましたらご紹介させていただきます。

レフ板の役割

 みなさんレフ板はご存知でしょうか?右の写真のような、白や銀色の板の事です。よく、グラビアアイドルの写真撮影風景なんかで、カメラマンのアシスタントなんかが持っていたりする、白や銀色の板といえばお分かりいただけるでしょうか?

白レフ

 英語では、”reflector board”と呼ばれ、そのまま反射板の事です。このレフ板ですが、物撮りなど人物撮影以外でも使われます。このレフ板は、いったいどんな役割を果たしているのでしょうか?簡単な作例とともに見比べてみたいと思います。

 

  右の写真を見てください。被写体の木製ブロックの手前に、くっきりとした濃い影が出来ているのが分かると思います。また、被写体自体の手前側も影になって暗くなっているのがお分かり頂けるかと思います。
今回は、この影の濃さに注目して変化を見て行ってください。

[レフなし]レフなし

[白レフあり]白レフ

 

  左の写真を見てください。この写真は、手前側から白レフを当てています。被写体から手前に向かって伸びていた影が、輪郭はそのままに薄くなっているのがお分かり頂けるでしょうか?
また、被写体自体にもレフに反射した光があたり、手前側が明るくなっていると思います。

 

  次に右の写真を見てください。今度は不自然な位に被写体の手前が明るくなっています。また、影も薄くなっているのがお分かり頂けるかと思います。この写真は、銀レフを当てた作例になります。
ここまでくると、違和感を覚える方も出てきますので、銀レフの扱いには十分に注意が必要です。

[銀レフあり]銀レフ

 ちなみに、人物撮影でレフを使用する場合は注意が必要です。被写体の顔にかかった影などを薄くするためにレフ板は非常に有効なのですが、光を反射させて顔に当てる事になるため、被写体にとっては非常にまぶしい可能性があります。特に銀レフの場合、被写体にとっては非常に負担になります。撮影の際は思いやりをもって使用するようにしてください。

また、そのまま直にあてるより、多少被写体からずらした方向にレフ板を向けることで、自然なグラデーションを作ることができます。こちらの方が被写体にとってもまぶしくないと思いますので、是非一度ご配慮ください。

かんたん楽しいフォトグラム制作【復旧版】

※今回の記事は2012年6月14日の記事を復旧したものです。
情報が古くなっている可能性があります。ご注意ください。

 先日、注文してあった、コピアートペーパーが届いたのでフォトグラム制作の実験をしてみました。

 こんな感じになりました。使った物は、単三電池、コンタクトケース、カッター、ビンの蓋、修正テープ、自在カッター、マジック、レリーズケーブルなどです。どれがどれかわかりますか?
 この手法は、影が紙に写し取られて青く発色しているんですね。要は、印画紙に直接物を置いて感光させたようなものです。
 こういった表現のことを『フォトグラム』と言います。
 写真のご先祖様みたいなものですね。

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 ちなみにこれ、非常に簡単につくれます。
 なにがかんたんかというと、実は、このコピアートペーパーはめんどうな現像液につけたりする必要がなく、アイロンやラミネータを使って、温めるだけで現像、定着ができます。

 この方法なら、ラミネーターを使っていればそれほど危険な事もないので、小さな子供も一緒にできると思います。すこしでも楽しく、みなさんが写真の歴史を体験できればと思います。

 因みに今回購入したのは250枚まだまだ十分楽しめそうです。
 いつか、小さな子向けのワークショップを開きたいですね。

※2016年追記
 現在コピーアートペーパーは生産を中止しており、店頭にも在庫が無い状況です。各メーカー様に類似品を含めて在庫や生産予定が無いか確認いたしましたが、今のところどこも生産を完全に終了しています。
 もし、なにか情報をお持ちのかたがいれば、ご提供よろしくお願いいたします。その間は代用として「サイアノタイプ」がおすすめです。